
桶ケ谷沼
静岡県(静岡県磐田市岩井)桶ケ谷沼 画像
桶ヶ谷沼(おけがやぬま)とは、静岡県磐田市の北東部に位置する沼。沼の周囲は豊かな自然が残されており、日本全国でも有数の『トンボの楽園』として知られる。日本の秘境100選の1つ。
天竜川の流れによって作られた洪積台地の1つである磐田原の東縁の谷間に位置する。北には東名高速道路、南には国道1号が通っており、主要道路に囲まれた区域となっている。
桶ヶ谷沼は広い範囲でヨシやマコモに覆われており、水面が見える範囲は僅か0.017km2(時期により増減)ほどしかない。
桶ヶ谷沼には流入河川が1つも無いが、水が枯渇してしまう事はない。その水源は主に磐田原に降り注いだ雨水が山の斜面を伝って流れ込んでくるものや湧水となって湧き出したもの、その他すぐ東を流れる太田川からの湧水と推測されている。
すぐ北には桶ヶ谷沼と似たような性質を持つ鶴ヶ池という池が存在する。
桶ヶ谷沼には多種多様な生物が生息している。その中には全国的に個体数が減っている生物や絶滅が危惧されている希少生物も含まれており、例として昆虫ではベッコウトンボ(詳細は後述)、植物ではオニバス、鳥類ではトモエガモなどがある。これらの希少生物が存在できる桶ヶ谷沼の一帯は日本でも貴重な自然環境であり、これら希少生物が今後も安定して個体数を維持できるよう、保護活動が盛んに行われている。
桶ケ谷沼関連施設
桶ケ谷沼ビジターセンター
桶ケ谷沼関連サイト
桶ケ谷沼の野鳥
カイツブリ,カワウ,ゴイサギ,アマサギ,ダイサギ,チュウサギ,コサギ,アオサギ,コハクチョウ,オシドリ,カモ類