
和泉葛城山
和歌山県(和歌山県伊都郡かつらぎ町)和泉葛城山 画像
和泉葛城山(いずみかつらぎさん)は、大阪府と和歌山県の境にある、標高858mの山。和泉山脈~金剛山地の120キロにわたる逆L字型をなす「金剛・和泉葛城山系」を構成する山として受け取られている。大阪府と奈良県の境にある大和葛城山もそれに連なる。和泉葛城山は、葛城連峰の中心として昔から親しまれている山である。
山頂北側の斜面にブナの天然林が広がっている。ブナは本来冷涼な気候帯で生育するが、ここのブナ林は生育の南限に近く、さらに八大竜王社の社有林として伐採を禁じられていた。そのため、奇跡的に残っていたという理由で、1923年に国の天然記念物に指定されている。