フクロウ(梟、魘栫AStrix uralensis)は、動物界脊索動物門鳥綱フクロウ目フクロウ科フクロウ属に分類される鳥類。
分布
ユーラシア大陸北部
日本(本州南部、四国、九州)
日本(本州北部)
日本(本州中部)
形態
全長48縲鰀52cm。翼開長94縲鰀110cm。尾羽はやや長い。上面は褐色の羽毛で覆われ、濃褐色や灰色、白い斑紋が入る。下面は白い羽毛で被われ、褐色の縦縞が入る。顔は灰褐色の羽毛で被われ、顔を縁取る羽毛(顔盤)はハート型。翼は短く、幅広い。翼下面は淡褐色の羽毛で被われ、黒い横縞が入る。
眼はやや小型で、虹彩は黒や暗褐色。嘴の色彩は緑がかった黄褐色。趾は羽毛で被われる。
幼鳥は全身が白い羽毛で被われる。
生態
平地から山地にかけての森林に生息する。夜行性で、昼間は樹洞や木の茂み内などで休む。渡りは行わない。
食性は動物食で、主にネズミやモモンガといった小型哺乳類を食べるが、小型の鳥類、昆虫なども食べる。 強風や雨天が続いた場合は昼間でも狩りを行ったり、保存した獲物を食べる。
繁殖形態は卵生。主に大木の樹洞に巣を作るが、神社の軒下や巣箱、他の鳥類の古巣などを利用することもある。