仏沼(小川原湖湖沼群・仏沼)
青森県(青森県三沢市三沢)仏沼(小川原湖湖沼群・仏沼) 画像
仏沼(ほとけぬま)は、青森県三沢市の北部に位置し、小川原湖に隣接する低層湿原である。
仏沼は高さ1-3m程度のヨシやヨシ-アゼスゲの群落に覆われており、ツボスミレやタヌキモ、イなどの植物が生育している。世界的に絶滅危機にある国際自然保護連合(IUCN)や環境省のレッドリストに掲載されているオオセッカやコジュリンなどの繁殖地やオオヨシゴイやシマクイナなどの生息地となっている。亜種オオセッカ(Locustellapryeripryeri)は日本固有亜種で、2,500個体程度生息していると推定されているが、そのうち1,200個体程度が仏沼に生息していると考えられている。
2005年(平成17年)11月1日に、国指定仏沼鳥獣保護区(希少鳥獣生息地)に指定されており(面積737ha、うち特別保護地区222ha)、同年11月8日に国際的に重要な湿地を保全する「ラムサール条約」に登録された(登録面積222ha、鳥獣保護区特別保護地区と同地域)。
仏沼(小川原湖湖沼群・仏沼)の野鳥
夏:オオヨシゴイ,クイナ,チュウヒ,オオセッカ,ホオアカ,オオジュリン,コジュリン冬:ハクチョウ類,カモ類,マヒワ,ベニヒワ,イスカ