えびの高原
宮崎県(宮崎県えびの市)えびの高原 画像
えびの高原(えびのこうげん)は、九州南部に連なる霧島山の韓国岳、蝦野岳、白鳥山、甑岳に囲まれた盆地状の高原である。
韓国岳北西斜面の火山性扇状地はススキ野となっており、秋には赤く色づく。これは硫黄山から噴出する亜硫酸ガスが酸化され希硫酸となりススキに含まれるアントシアンに作用するためとされ、えびの高原の雨の多さ、秋の気温低下、強い紫外線などの条件も関与していると考えられている。
周辺の丘陵地にはアカマツなどの美林が広がっており、「森林浴の森100選」に選定されている。世界でもえびの高原近辺にしか自生しないノカイドウ(天然記念物指定)をはじめとして、ミヤマキリシマの群落、コツクバネウツギ、イワカガミやミヤマイツルソウなどの高山植物が見られる。
キュウシュウジカやイノシシなどが生息しており、秋に雄のシカが雌のシカを呼ぶ鳴き声は「日本の音風景100選」に選定されている。
えびの高原の野鳥
一年中:コガラ,ヒガラ,シジュウカラ,ヤマガラ,ゴジュウカラ,ウグイス,ホオジロ,カケス,ハシブトガラスなど。5縲鰀7月:カッコウ,ホトトギス,ツツドリ,ジュウイチ,オオルリ,キビタキ
11縲鰀3月:ルリビタキ,ミヤマホオジロ,ウソ,ミソサザイ,マガモ,カルガモ