化女沼
宮城県(宮城県大崎市)化女沼 画像
化女沼ダム(けじょぬまダム)は、宮城県大崎市にある宮城県土木部河川課・大崎地方ダム総合事務所が管理する県営ダム。一級河川・北上川水系長者川の水源であり、田尻川の治水ダムであるが、流域農地への不特定利水も行う。
もとは化女沼という名称の自然湖であったが、これをため池で一般的なアースダム化した。
化女沼はダム公園としての整備が実施され、湖畔にはアカマツやクリ等の植樹がなされている。また、湖内にはヒシやヒルムシロ、ヨシ、ショウブ等の126科783種の植物が生育している。ヒシクイやマガン、オオハクチョウなどの渡り鳥が数多く飛来しており、オジロワシやオオワシなどの猛禽類の生息も確認されている。このため、2008年(平成20年)8月1日に国指定化女沼鳥獣保護区(集団渡来地)に指定されている(面積78ha、うち特別保護地区34ha)。同年10月30日にはラムサール条約の登録湿地となった。