巾着田
埼玉県(埼玉県日高市高麗本郷)巾着田 画像
巾着田(きんちゃくだ)は埼玉県日高市の西部、高麗本郷を流れる高麗川に囲まれた所にある巾着のような形をした平地である。
2所在地(管理事務所)
地元では川原田と呼ばれている。8世紀にこの付近に移り住んだ高句麗からの渡来人が、大きく湾曲した高麗川を利用してこの地を開墾して田を作り、稲作を伝えたと言われている。
毎年9月~10月にかけて高麗川沿いの河川敷にある5.5ヘクタールの群生地にヒガンバナ(彼岸花、曼珠沙華)が見頃になる(「200万本の曼珠沙華」を標榜する)。日本一のヒガンバナ群生地であり、祭り等も開催されたくさんの観光客で賑わう。近年ことに西武鉄道の宣伝などによりさらに観光客が増える傾向にある。またヒガンバナ以外にも春にはサクラや菜の花が見頃を迎える。夏になるとアジサイやハスが、秋には、コスモスも見ることができる。また、カワセミやムササビなど、さまざまな種類の野鳥や小動物を観察することもできる。
昔は文字通り水田が広がり、その面積は約17ヘクタール(17万平方メートル)に及んでいた。現在はグラウンドなどが設備され、憩いの場となっている。
「巾着田曼珠沙華公園」として、2005年からヒガンバナの開花期間中は入場料を徴収するようになっている(巾着田管理協議会)。
巾着田の野鳥
春縲怏ト:ヤマセミ,カワセミ,コチドリ,エナガ,ホオジロ,アオジ,カシラダカ,カワラヒワ,カケス
冬:コサギ,キセキレイ,タヒバリ,シロハラ,ツグミ