羊山公園
埼玉県(埼玉県秩父市大宮)羊山公園 画像
羊山公園(ひつじやまこうえん)は、埼玉県秩父市大宮にある公園。一面に芝桜が植えられた「芝桜の丘」で知られ、毎年4月上旬から5月上旬の開花時期には多くの観光客でにぎわう。
武甲山から北に尾根状に延びる丘陵上にあり、西に秩父市街を一望でき、南には武甲山の雄大な姿を間近に見ることができる。公園は中央部にある小さな谷で南北に二分される形になっており、北側のブロックに「見晴しの丘」など、南側のブロックに「芝桜の丘」などがある。
「芝桜の丘」には約17,600m2の面積に9種類、約40万株の芝桜が植えられており、4月上旬から5月上旬にかけては一面がピンクと白に塗り分けられる。芝桜は2000年から植えられ始め、それ以降知名度が増して多くの観光客が訪れるようになった。開花時期には秩父鉄道や西武鉄道で臨時列車が運転されている。公園内に駐車場があるものの開花期にはとても収容しきれないため、臨時駐車場が設置されるが、周囲の道路では大渋滞が起きている。
「羊山」の名は戦前に県の綿羊種畜場が設けられていたことによる。この名にちなんで芝桜の丘の西に「ふれあい牧場」が設けられ、多くの羊が飼われている。
桜の季節には、ソメイヨシノや八重桜などたくさんの桜が咲く。山麓の「牧水の滝」は、秩父を愛した歌人若山牧水の歌碑がある。その他、アスレチック広場、テニスコート、菖蒲田、棟方志功の作品を中心に展示する美術館「やまとーあーとみゅーじあむ」、武甲山に関する資料を集めた「武甲山資料館」がある。
2007年より芝桜の咲く時期は「芝桜の丘」が有料となった(ただし、芝桜が7分咲き以上になり、見頃が終わるまで)。入園料300円。団体20名以上250円。