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厚東川ダム(小野湖)

厚東川ダム(小野湖)

山口県(山口県宇部市)

厚東川ダム(小野湖) 画像

厚東川ダム(ことうがわダム)は、二級河川厚東川水系厚東川本川の中流、山口県宇部市木田に建設されたダムである。 厚東川水系の本流である厚東川と、支流の大田川の合流点に建設された、堤高38.8mの重力式コンクリートダム。河川総合開発事業によって建設されたダムとしては初期の事例であり、日本においては向道ダム(錦川)・二級ダム(黒瀬川)・沖浦ダム(浅瀬石川)・相模ダム(相模川)に次いで五番目に完成した歴史のある都道府県営ダムである。貯水池の名前は小野湖(おのこ)と呼ばれる。 厚東川ダムのダム湖は、水没した地域の旧村名である厚狭郡小野村にちなみ小野湖(おのこ)と名付けられた。水没補償に伴う移転家屋は169戸、買収用地は165.1haに上り、その多くが湖畔に位置する現在の宇部市小野地区に集団移転した。因みにこの水没規模は、現在であれば水源地域対策特別措置法にまず間違いなく指定される規模であり、多目的ダム建設に伴う住民の集団移転事例としては初期の事例である。 小野湖の左岸を国道490号が通過し、萩市と宇部市を短絡するルートとして利用されている。小野湖の右岸は山口県道217号小野木田線が通過するが、幅員が狭く、交通困難な区間が多い。また、山口県道230号伊佐吉部山口線が小野大橋で小野湖を横断している。 小野湖はその湖面の広さ、さらには湖面へのアクセスのしやすさから釣り客が多く訪れる場所となっており、特にバスフィッシングに訪れる客が多い。湖畔には水産大学校小野臨湖実験実習場が設けられ、水産大学校生物生産学科の授業に使われている。また、ボート競技の練習場としても使われているほか、毎年夏には宇部市北部地区の活性化、厚東川及び中国自動車道を軸とした地域交流、連携の促進を目的として「小野湖交流ボート大会」が開催され、多くの参加者でにぎわう。 こうした地域における重要なレクリェーション施設として広く利用されることになった小野湖は2005年(平成17年)3月16日、宇部市の推薦を受けて財団法人ダム水源地環境整備センターのダム湖百選の一つに認定された。なお、宮崎県小林市の大淀川水系本庄川に建設された綾南ダム(あやみなみダム)の人造湖も小野湖と命名されている。

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