剣山
徳島県(徳島県美馬市)剣山 画像
剣山(つるぎさん)は、四国に位置する標高1,955mの山で、近畿以西の西日本および四国第二の高峰であり、徳島県の最高峰である。徳島県三好市東祖谷、美馬市木屋平、那賀郡那賀町木沢の間に位置する。日本百名山の一つ。別名太郎笈(たろうぎゅう)と呼ばれ、南西側の次郎笈と対峙する。
一帯は剣山国定公園に指定されている。山頂付近の「剣山御神水」は環境省選定名水百選-名水百選-環境省に選定されている。また山麓には林野庁選定水源の森百選の「剣山水源の森」。剣山山系は徳島県観光協会・徳島新聞社選定とくしま88景にも選定されている。
標高が高いため、山頂近辺には温帯上部の針葉樹林の要素が見られる。山頂付近にはコメツガ、ウラジロモミのほか、固有種のシコクシラベが生育しており、一部は林野庁により鎗戸林木遺伝資源保存林に指定されている。また環境省レッドリストにより「絶滅のおそれのある地域個体群」に評価されているツキノワグマの四国山地個体群が分布している。これらのことより、国指定剣山山系鳥獣保護区(大規模生息地)に指定されている(面積10,139ha、うち特別保護地区1,189ha)。
剣山の野鳥
オオアカゲラ,クマタカ,コサメビタキ,トラツグミ