滑床渓谷(滑床野鳥の森)
愛媛県(愛媛県北宇和郡松野町)滑床渓谷(滑床野鳥の森) 画像
滑床渓谷(なめとこけいこく)は、愛媛県宇和島市から北宇和郡松野町にまたがる渓谷である。四万十川支流の目黒川最上流12kmに及ぶ、愛媛県下有数の渓谷である。足摺宇和海国立公園に属する。
名前の由来は、ほぼ全域が花崗岩から成り立っているため、長年の浸食によって岩肌が滑らかになっていることに因む。落差80m、一枚の岩盤を滑るように落ちる雪輪の滝をハイライトに、霧ヶ滝、象頭岩、太鼓岩、千畳敷などの景勝地があり、また豊かな自然の中に野生の猿や鹿が棲息している。
行政区画としては、雪輪滝をはじめ、渓谷の大半を宇和島市域が占めるが、宇和島市街からまっすぐ通じている道はなく、観光開発は主として北宇和郡松野町が行ってきた。