ウソ(鷽、学名:Pyrrhula pyrrhula)は、スズメ目アトリ科に分類される鳥の一種である。名の由来は口笛を意味する古語「うそ」から来ており、ヒーホーと口笛のような鳴き声を発することから名付けられた。その細く、悲しげな調子を帯びた鳴き声は古くから愛されている。現在鷽は130円切手デザインのモデルになっている。
分布
ヨーロッパ、アジアの北部に分布する。冬季に北方に生息していた個体は南方へ移動する 。
日本では、本州中部以北で繁殖し、冬は九州以北の暖地に移動する。また、冬鳥としても渡来する。
形態
全長15-16cm、体重21-34g、翼長8.5cm。体はスズメよりやや大きく、頭の上と尾、翼の大部分は黒色、背中は灰青色。くちばしは太く短く黒い。雄の頬、喉は淡桃色をしているが、雌にはこの淡桃色の部分はない。雄は照鷽(てりうそ)、雌は雨鷽(あめうそ)と呼ばれる。
生態
繁殖期は山地の針葉樹林に生息し、非繁殖期には低地の林にも生息する。非繁殖期は小規模の群れを形成する。
木の実や芽、昆虫などを食べ、時にはサクラ、ウメなどの花やつぼみもエサとなる。
繁殖期は5-7月。針葉樹の枝の上に枯れ枝などを使って椀形の巣を作る。1腹4-6個の卵を産む。抱卵期間は12-14日で、雌が抱卵する。雛は12-18日で巣立ちする。
囀声は「フィー、フィー」と口笛のような澄んだ声で、単調な節を交え、雄だけでなく雌も囀る。
また、囀る時に、左右の脚を交互に持ち上げることから別名「弾琴鳥」とも呼ばれる。
亜種
日本で観察できるのは、次の3亜種である。
冬鳥として九州以北に渡来する。利尻島では繁殖している可能性がある。
冬に北海道や本州で、まれに観察される。
人間との関わり
材木に付く虫を食べるためと、『鷽』という字が学の旧字『學』に似ていることから、太宰府天満宮や亀戸天神社では「天神様の使い」とされ、鷽を模した木彫りの人形「木鷽」が土産の定番となっている。この木鷽を使った鷽替え神事も菅原道真を祀った大きな神社の定番である。
あ、紋付鳥のジョウビたんのオス! 正面顔も可愛いんですよ♪ お馴染みのゲェーッッの鳴き声に振り仰ぐ 調べてみたけど、ウソと言っても ウソ、アカウソ、ベニバラウソなど種類があるそうですが・・・ このウソは喉が赤くて
2013-02-27 23:00:00