カタシロワシ(肩白鷲、Aquila heliaca)は、動物界脊索動物門鳥綱タカ目タカ科イヌワシ属に分類される鳥。
分布
夏季にヨーロッパ東部から中央アジアにかけての地域で繁殖し、冬季になるとインド北西部、中華人民共和国南部、アフリカ大陸北部へ南下し越冬する。日本には越冬のためまれに飛来(迷鳥もしくはまれな冬鳥)する。
形態
全長オス77cm、メス83cm。翼開張195-207cm。全身が黒褐色の羽毛で覆われる。頭頂から後頸にかけて黄褐色の羽毛で覆われる。肩羽には白い斑紋が入り、和名の由来になっている。翼は細長く、飛翔時には長方形に見える。
虹彩はオレンジがかった褐色。後肢の色彩は黄色。
幼鳥は頭部や下面が黄褐色の羽毛で覆われる。また雨覆や次列風切の羽毛の外縁(羽縁)が黄褐色。
生態
越冬地では農耕地や干拓地などに生息する。飛翔時には左右の翼が水平になる。
食性は動物食で、小型から中型の哺乳類、鳥類などを食べる。
繁殖形態は卵生。平地や水辺の森林の樹上に巣を作り、卵を産む。
画像
分布(緑:繁殖地、青:越冬地)
イラスト
地面に降りているところを発見し、「オジロワシ幼鳥にしては黄土色っぽいなぁ」と思いました。 大きさは 白色部がない点などからオジロワシ幼ではない 2.イヌワシやカラフトワシも体色が異なる。 3.ソウゲンワシでは内側初列風切に淡色
2012-06-22 18:38:00
カタシロワシ(肩白鷲、Asian Imperial Eagle, Eastern Imperial Eagle) Aquila heliaca Savigny, 1809 動物界(Animalia) 脊索動物門(Chordata) 鳥綱(Aves) タカ目(Falconiformes) タカ科(Accipitridae) Aquila属(Aquila) 姫路科学館にて uploaded at 2012
2012-04-02 06:37:00