セグロミズナギドリ(背黒水薙鳥、学名:Puffinus lherminieri)は、ミズナギドリ目ミズナギドリ科に分類される鳥類の一種である。
分布
太平洋のミクロネシア、ポリネシア からメラネシアの一部や、大西洋、インド洋の熱帯から亜熱帯の島嶼で繁殖する。
日本では古くから火山列島の北硫黄島が繁殖地として知られていたが、現在の生息状況は不明。1974年以前は「オガサワラミズナギドリ」の和名で呼ばれていた。同じ火山列島の南硫黄島や、小笠原諸島の一部(父島列島の東島)で繁殖が確認されている。小笠原諸島と火山列島の近海では周年見られる。その他の地域ではきわめて稀に記録されている。
形態
全長約30cm (27-33cm)、翼開長約69cm (64-74cm)。小型のミズナギドリ類である。上面は黒灰色で、体の下面は白色。翼の下面は白くて周囲の縁が黒い。嘴は青黒色で、鼻管があまり突出していない。足はピンク色。
日本の亜種 P. l. bannermani は大きくて、くちばしが細長く、後頸はわずかに灰色みをおびる。
生態
非繁殖期は海洋で生活するが、繁殖地から遠くに離れることはない。
食性は動物食で、水に潜って魚類や軟体動物、動物プランクトンを捕食する。
日本では1-2月から繁殖期が始まる。集団営巣地(コロニー)を形成する。岩の下や地面に穴を掘り、1腹1個の卵を産む。卵は白色無斑。抱卵期間は約50日で、雌雄で抱卵する。
7割は東南アジア起源で海流散布か鳥散布によるものだろう。哺乳類は植物植生のオガサワラオオコウモリのみで、天敵が全くいないため、アカガシラカラスバトやオガサワラカワラヒワの陸鳥、クロウミツバメやセグロミズナギドリなど希少な海鳥の繁殖地にもなっ
2011-01-04 13:43:00
秋とは異なる鳥を見てもらおうと夏のクルーズが企画された。夏には小笠原海域のみで見ることができるクロウミツバメ、セグロミズナギドリ、シロハラミズナギドリなどが姿を現すという。また太平洋戦争の激戦地となった硫黄島には、「一度
2010-05-27 16:36:00