漫湖
沖縄県(沖縄県豊見城市)漫湖の野鳥
(ブログで地名と関連して言及された野鳥です。この場所で観察された野鳥とは限りませんのでご注意下さい)
漫湖 画像
漫湖(まんこ)は、沖縄県那覇市と豊見城市にまたがる干潟。近くには漫湖公園等がある。
漫湖は、海面とほぼ同じ高さの汽水域である。1960年代からメヒルギ(マングローブ植物)の植樹などを通し、陸地化が進んでいる。シギ・チドリ等の渡り鳥の中継地となっており、101種の鳥類が生息している。1977年(昭和52年)11月1日に国指定漫湖鳥獣保護区(集団渡来地)に指定されている(面積174ha、うち特別保護地区58ha)。また、1999年5月にはラムサール条約の登録湿地に登録された。冬には世界的にも希少な渡り鳥であるクロツラヘラサギが10個体程度休息する他、モモイロサギガイやオキシジミなどの貴重な貝類も生息している。生活排水の流入などによる水質の悪化、土砂の堆積などが問題となっている。南西湖岸に漫湖水鳥湿地センターがあり、湿地の生物を間近に観察するための回廊が伸びている。
1990年代、ボランティア市民団体により湿地帯に大量のマングローブが植樹された。その後、そのマングローブの固い根が湿地を覆い尽くして陸地化となり、湿地帯域が大幅に減少した。そのため元の自然に戻すために各機関がマングローブの除去を行なうが、除去しただけでは元の湿地帯、干潟に戻らないことが試験結果などから判明した。
漫湖関連施設
漫湖水鳥・湿地センター
漫湖関連サイト
漫湖の野鳥
ムナグロ,メダイチドリ,シロチドリ,ハマシギ,アカアシシギ,キアシシギ,クロツラヘラサギ,ズグロカモメ,チュウサギ,ミサゴ