クロコシジロウミツバメ(黒腰白海燕、Oceanodroma castro)は、動物界脊索動物門鳥綱ミズナギドリ目ウミツバメ科に分類される鳥類。
分布
東大西洋、太平洋
繁殖地としてはハワイ諸島、ガラパゴス諸島、カーポベルデ、カナリア諸島、マデイラ諸島、アセンション島、セントヘレナ島、日出島、三貫島などが確認されている。日本では夏季に上記の2島へ飛来(夏鳥)する。
形態
全長20cm。翼開張42-45cm。体重0.03-0.05kg。尾羽には浅く切れこみが入る。全身が黒褐色の羽毛で覆われる。尾羽上面を被う羽毛(上尾筒)の色彩は白い。和名は全身と上尾筒の色彩が由来。大雨覆上面の羽毛は淡褐色で、飛翔時には不明瞭な帯模様(翼帯)に見える。
嘴や後肢の色彩は黒い。
生態
熱帯および亜熱帯の海洋に生息する。
食性は動物食で、魚類、甲殻類、軟体動物などを食べる。水面付近を飛翔しながら獲物を捕食する。
繁殖形態は卵生。岩の割れ目や樹木の根元に30-100cmの横穴を掘り落ち葉を敷いた巣に、日本では5-6月に1回に1個の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は30-42日。雛は生後60-100日で巣立つ。
人間との関係
日本ではオオミズナギドリによる植生の破壊や競合などにより生息数が激減している。またネズミの繁殖地への侵入も懸念されている。1935年に日出島(岩手県)が「日出島クロコシジロウミツバメ繁殖地」として繁殖地が国の天然記念物に指定されている。さらに1981年に三貫島、1982年に日出島は国の鳥獣保護区に指定されている。日出島での1960年代における生息数は約25,000ペア、1994年における生息数は約800ペアと推定されている。
絶滅危惧IA類(CR)(環境省レッドリスト)
小林によればアナドリは本個体より長いので除外できるが、Onley & Scofieldによれば除外はできない。しかし、アナドリにしては翼の幅が広く、かつ腕部分が短く見えることから除外できると思う。 翼長から、本個体はオーストンかクロの可能性が高い。
2013-06-06 21:38:00
ここが浄土ヶ浜で海水浴場にもなっています 各画像はクリックで拡大表示 岩の間から見える島が日出島 クロコシジロウミツバメという鳥の日本最大の繁殖地で国の天然記念物の指定を受けていたり地層から新しい化石の発見があったりと小さいながら侮れ
2012-08-19 11:26:00
( サイエンス ポータル) 野鳥 の生活圏、 地震 ・ 津波 で被害の恐れ > 津波 により 繁殖 地の島が被害を受けている恐れが高いのは、絶滅危惧IA類にランクされている クロコシジロウミツバメ で、日本では 三陸 沖が唯一の 繁殖 海域となっている。
2011-05-25 00:59:00